メンタルを病みがちな会社員には「キャンプでリフレッシュ」が大正解!

メンタルヘルス

パワハラ、モラハラ、アルハラは日常でさらには強制的なサービス残業に休日出勤…連日徹夜で家にも帰れない。そんな超ブラック企業(入社後1年以内の離職率70%、2年以内90%)で働いていたころ私も随分メンタルをやられました。私と同じように職場環境などで悩んでいる方にはぜひ積極的な休養方法としてキャンプに挑戦してみる事をおすすめします!

キャンプがストレスに効く理由を科学的な視点から紹介

キャンプをおすすめする理由は「最近キャンプがブームだから」…ではありません。もちろん現代のストレス社会が反映されてブームの一助となった事と思いますが、キャンプ(アウトドア)の効果は科学的にもしっかり説明がつくものばかりなのです。

大自然の美味しい空気は人の心身を整える

「空気が美味しい」という表現はよく使われますが、これは思い込みではなく事実として私たち人間の身体が欲しているものなのです。具体的には、草木の光合成によって新鮮な酸素にあふれた空気を吸う事で血圧・免疫力の改善などに効果があると言われています。また、草木だけでなく土や川辺の香りにはセロトニンの分泌を促す効果があります。セロトニンは「しあわせホルモン」とも呼ばれる脳内物質で、自律神経を整えストレス障害や精神疾患を抑制する働きをします。

ハマる人続出!焚き火は最高のアクティビティ!

「火を眺めてると落ち着く」という経験はありますか?実は薪を燃やす焚き火は「1/fゆらぎ」と呼ばれる揺らめき方をしていて、世界中の研究者によって開催されている「1/fゆらぎに関する国際シンポジウム」によると1/fゆらぎは自律神経を整え精神を安定させてくれる効果があるとされています。

理論としては生体が発信する電気パルスも1/fゆらぎである事から、視覚や聴覚など五感で1/fゆらぎを捉えた際にリラックス効果を得ると考えられているそうです。

キャンプファイヤーには大変な手間と大量の燃料が必要になってしまいますが、ごく小規模な焚き火であれば管理も簡単ですし、1/fゆらぎによるリラックス効果もしっかり得る事ができます。ただ焚き火を眺めてるだけでも幸せな気持ちになれますし、少し慣れてきたら焚き火を使ったキャンプ料理に挑戦するのもストレス解消に有効です。

早寝早起きで体内時計を正しくセット

人の体内時計は24時間より長いサイクルで作られていて、本来であれば毎日少しずつ生活リズムが崩れていくようにできているそうです。ですが人の身体はよくできており、朝の太陽を浴びる事で毎日リセット可能で、リズムが崩れるのを防ぎながら何万年という年月を過ごしてきました。ところが現代の我々の生活は夜遅くまで活動し、寝室の遮光性が向上し朝日と共に起きることもなくなってしまいました。この積み重ねで体内時計が狂ってしまうと睡眠障害、糖尿病、がん等の病気の原因となってしまうという研究結果があり、ホルモンバランスが崩れ精神的にも弱ってしまうと考えられています。

この狂ってしまった体内時計を調整するのにキャンプはとても有効な手段です。テントは普段生活している部屋と違い、防音性も遮光性も低いからです。防音性が低いためキャンプ場によっては夜間22時に完全消灯(焚き火や照明の禁止)をルールとするなど、基本的に夜は早く就寝するよう求められます。また、遮光性が低いため日が昇るとテント内も明るくなり自然と早起きし太陽を浴びることができます。爽やかな朝の空気と太陽をいっぱい浴びて人間本来の体内時計を思い出す習慣をつけましょう。

キャンプは1人でも楽しめるし道具を揃えるハードルも低い

キャンプに必要な道具たち(ギア)はamazonなどで驚くほど安価に入手できます。例えばオイルランタン2,900円、シングルガスバーナー2,800円、寝袋1,700円…など。もちろんブランドや性能によって1桁増えるなんて事はどの業界でも同じですが、実用レベルでいえば何ら問題なく低価格で揃えることが可能です。(厳冬期のキャンプに限っては安価な寝袋1つでは危険なので高性能な物を選ぶかブランケット等と併用するなどが必要です)

また、多くのキャンプ場ではテントや寝袋などのレンタルサービスもありますので、食材と使い捨ての食器類だけ持参してキャンプ体験してみるのも良いかもしれません。

ソロキャンも珍しくない時代。今ではメジャーなキャンプスタイルです。

キャンプと言えば家族や友人とワイワイ集まって楽しむものというイメージが一般的でした。1人でキャンプを楽しむ人は少数派であり、周囲からは怪訝な目でみられるものでした。ところが芸人のヒロシさんのYouTubeや、漫画・アニメで人気のゆるキャン△の影響もあり、どこのキャンプ場に行ってもソロキャン客の方が多いといってもいい状態です。また、コロナ禍以降にキャンプを始めたソロキャン勢も多いため、今から始めても周囲から浮きにくくチャレンジしやすい環境ともいえるでしょう。

ソロキャンの魅力はとにかく自由で誰にも気を使わなくていいという事。一人で黙々と焚き火に興じるのも自由。久しぶりに料理に挑戦してみるのも自由。誰にも遠慮せず心の洗濯を楽しんでしまいましょう。

デイキャンプから始めてみるのも賢い選択肢

キャンプ未経験で不安な場合はデイキャンプ(日帰り)を試してみるのもいいでしょう。テントや寝袋といった寝具を揃える必要がなく、まずはお試しという感覚で気軽にキャンプを体験できるかと思います。忙しくて1泊2日の時間が取れないという方にもオススメです!

「日帰りのキャンプって何?」矛盾を感じてしまいそうですが、宿泊しないこと以外は普通のキャンプです。

  • 焚き火を眺める
  • キャンプ料理に挑戦する
  • ハンモックで昼寝する

などなど、非日常を手軽に楽しむことが可能です。デイキャンプを専門として楽しむ人も増えており、各キャンプ場もデイキャンプ用の料金を設定している事が多くなっています。

キャンプはコスパ最高の自己セラピー

メンタルに不調を感じたらしっかり休むことも重要ですが、今の生活を見つめ直し不足していたアウトドア要素を取り入れてみるのも効果的。どうせならその両方を実現できるキャンプが最適です。

まずは無理のない範囲から始めてみるのもいいでしょう。自然とふれあい新鮮な空気を吸い、火を眺めながらぼーっとする。食事なんてインスタントでもコンビニでもいつもより美味しく感じられるはず。スマホは弄らないなんて高尚な理念も不要です。このストレス社会で再度キャンプブームが始まった理由がメディアやアニメの影響だけでない事をすぐ実感できると思いますよ。

この記事を書いた人
Happy&Wellness編集長

医療コンサルタント歴8年
美容外科皮膚科クリニック(渋谷区)/AGA治療専門クリニック(新宿,銀座)/内科,泌尿器科クリニック(横浜市)/がん治療専門クリニック(横浜市) /むし歯治療,矯正クリニック(北区)etc.

美容健康業界コンサルタント歴8年
OTC医薬品/ジェネリック医薬品/ダイエットサプリ,EMS/口臭予防/寝具/基礎化粧品/トレーニングジム/禁煙グッズ etc.

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