ドラッグストアや通販サイトには舌苔の除去アイテムとして数多くの商品が販売されていますが、種類が多く何を選べばいいか悩んでしまいがち。清掃効率に優れたヘラ型やスクレイパー、舌みがき専用ジェルと相性のいいブラシ型などの数ある中から今回はブレスケアのブランドを冠した小林製薬の舌クリンを試してみたいと思います。
ブレスケア舌クリンはヘラとブラシのハイブリッド
さすが「あったらいいなをカタチにする」がブランドスローガンの小林製薬さんです。ヘラとブラシのメリットを同時に享受できる設計になってます。
公式HPの説明によるとハイブリットの目的はもっと深い意図があるようで、ブラシでかき出しヘラで取り除くことが舌苔除去に有効だと考えられている様子です。
小林製薬 製品情報 ブレスケア舌クリンより
硬さは「ふつう」と「かため」の2種類が販売されており、希望小売価格は320円。舌ブラシとしては平均よりやや低めの価格帯となっています。また、各通販サイトのレビューによると「ふつう」の方が評価が高い傾向にあるようです。
1ヶ月ほど使ってみた正直な感想
結論からお伝えすると、舌苔を除去する能力はなかなか高い水準だと思います。舌磨きジェルとの相性もよく、往復させる度に汚れが落とせている様子がわかります。
さすが小林製薬(笑)。
その効果を具体的に表すと、ブルボンのバームロールを口にくわえた瞬間にコーティングされたチョコの味を感じられる程です。
微妙に伝わりづらい例えで恐縮ですが、バームロールってガチガチにコーティングされてて表面は味しないものだと思ってたんですよね…舌磨きしてない頃は。
ただし磨き心地というか、舌触りの面ではそれほど気持ちよさを感じることができませんでした。これが舌苔除去に必要な硬さなのかはわかりませんが、どうしてもシリコンのゴツゴツした感触が気になってしまいました。
また、オエっとなりやすい体質の私には刺激が強すぎるようで、何度も吐きそうになり目に涙を浮かべながら使用する感じになりました。こればかりは体質の問題ですので私だけかもしれませんが、人によってはもっと低刺激なアイテムを選ぶべきかもしれません。
ブレスケア舌クリンには構造上の欠陥がある
かき出しブラシと取り除きヘラの組み合わせが口臭の原因となる食べカスや細菌を効率よく除去する。というコンセプトの設計になってますが、この使い方ができるのは舌先から60%まで程度じゃないかと思います。
舌の奥の方までかき出しブラシ部分が届くほど舌クリンを突っ込むのは無理がある。少なくとも私には無理でした。確実に嘔吐します(泣)
必然的に奥の方はヘラだけでお掃除することになる訳ですが、それならば最初からヘラだけの製品でもよかったのかなと。
奥歯が虫歯になりやすいのと同様に、やはり舌の場合も磨きにくいのは奥だと思います。それだけに舌の奥の方には舌クリンの特性が活かせない設計というのは残念な結果でした。
ブレスケアと名付けるほど素晴らしいかと言われると…?
噛むブレスケアが素晴らしいだけに、舌磨きの方は若干残念な印象でした。具体的には70~75点くらいでしょうか。決して悪い訳ではないのですが最高というには遠い…そんな印象です。
とはいえ、品質は平均より高く価格も抑えられていることを考慮すると良い商品なのだと思います。
- 口臭の原因となる舌苔を除去する力は高い
- ブラシタイプとヘラタイプを同時に試せる
- 国内有名メーカーの安心感
これらの要望を気軽に叶えてくれる優秀な舌苔除去アイテムですので、これから舌磨きを始めてみようと思っている方にはおすすめの舌ブラシかもしれません。
コメント